#2

Today is a very good day to die.

Every Living thing is in harmony with me.

Every voice sings a chorus within me.

All beauty has come to rest in my eyes.

All bad thoughts have departed from me.

Today is a very good day to die.

My land is peaceful around me

My fields have been turned for the last time.

My house is filled with laughter.

My children have come home.

Yes, today is a very good day to die.



2008年3月6日 僕は夕方から飲みに出ていた。
2006年3月7日に長崎県に来てから丸2年。
僕は元々飲むのが好きだが、佐世保に飲みにきたのは2度目か3度目だった。
久しぶりの街。


早い時間から飲み始めたため、10時半頃には代行を呼び、帰路についた。

帰宅すると留守番していたたくさんの犬たちが出迎えてくれた。
酒も手伝い僕はとても上機嫌でいた。

自分だけ楽しんだんじゃあつまらんな。
今夜はみんなで楽しむぞ!!

家の中の犬をみんな外に出し、外に繋いでいる犬の鎖もはずした。

気持ちよく酔っ払っている。

海に歩いていこうと家を出て前の道まで来たとき、室内から漏れた明かりの中に大きな犬が小さな犬をくわえているのが見えた。

こらっ!!と叱るとすぐに放した。

凶暴性からくわえたのではなく、好奇心からおもちゃ代わりにくわえている様子だった。

僕のテンションは一気に下がり、しらけたので全員部屋に戻し、パソコンを開いた。

くわえられたチワワのバジルも特に異常があるわけでもなく速やかにケージに戻り休んでいた。

10分から15分ほどして犬に餌をやろうと立ち上がり、おもむろにケージに目をやると、バジルは死んでいた。


バジルは1歳1ヶ月で短い生涯を終えた。
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僕はバジルには一度も叱ったことがない。
小さいときから訓練を毎晩のようにしていたが、褒めることしかしなかった。
それが良かったのか、バジルは絶対にワンワンとは吠えなかった。
バジルは生後3ヶ月のときに公園で出会った中型犬に頭を丸呑みにされたことがあったので、しつこい犬にはガウガウ言うことも稀にあったが、バジルのワンという声は一度も聞いたことない。

最期も痛みをこらえながらワンワンとは言わなかったのか・・・

くわえられたら直ぐにでもキャンキャン言えよ。
家に帰ってからも痛いならフンフン言わんか!!

はじめって叱った僕の声は、もうバジルに届くことはなかった。

時計の針は3月6日から3月7日をまわったころだった。

7日バジルの好きだったドッグランに連れて行き、ラストランを済ませ、有田の山で焼いた。
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バジルをくわえた犬は僕がレスキューした犬だ。
犬を一頭助けたつもりが、その命はバジルと入れ替わりになっただけだった。
バジルは別に殺されたとは思っていないが、悔しかった。

だがこれは運命で、2匹には役割がある。

たくさんのことをまさに身をもって教えてくれた2匹だった。

ありがとう。
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Today is a very good day to die.




2009年7月28日はバジルとお別れをした山にいた。
午前中から福岡に行っていたが、車を飛ばしてなんとかギリギリ間に合った。

役目を終えた大きな体は、焼けばとても小さくもろかった。

とにかくお利口な犬で、まるで人間のようなだった。
でもおばちゃんたちがよく言う「自分のことを人間だと思っている犬」とは違う。
逆に自分のことを犬だと強く思っているように感じた。

だからこそ人に優しかった。
犬本来の姿がそこにあった。

しつけとは犬に役割を伝えることなんだ。

彼を見てそんなことを思った。

人と犬の関係の素晴らしさ。

犬にしかできないことってたくさんあるな。



その役割を終えた大きな体は活躍した街ではなく山の中で本当に小さくなっていた。

金太郎、ありがとう。
おつかれさま。

Yes, today is a very good day to die.




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